SDGs推進に向けた取り組み(項目)

SDGs推進に向けた取り組み

⽶ぬかの⾼度有効利⽤事業でSDGsを体現

弊社は「食糧の安定供給が図れる事業で社会に貢献したい」という創業者の思いで事業をスタートし、
貴重な植物資源である米ぬかに無限の可能性を感じて、高度有効利用を積極的に進める事業展開を図り、
更に未利用・低利用の油脂資源の循環型有効活用につなげてきました。
貧困、飢餓、資源枯渇、地球環境問題がクローズアップされ、世界一丸となって「SDGs」に
取り組む現在こそ、今日まで蓄積して来た技術に更なる工夫を凝らして応用展開に努力するなど、
研究開発努力を続けることがSDGsの目標達成に向かうことと考えています。

また、研究開発、製造、物流、販売など事業活動のあらゆる段階において、品質、環境、安全を
最優先事項として取り組むことの重要性を再認識するとともに、少しでも貢献できるよう尽力して
いきたいと考え、SDGsの目標に沿って現在の取り組み概要をご紹介いたします。

 

目標2:飢餓をゼロに
米ぬかを、肥料や飼料ではなく「食」の用途で利用することは、貧困や飢餓を軽減することにつながると
考えております。

目標3:すべての人に健康と福祉を
米ぬかに含まれる成分の研究開発を推進。それらの成分の健康促進への効果や生活習慣病予防、がん予防・治療における作用機構も報告されており、疾病予防への貢献につながります。

目標4:質の高い教育をみんなに
子どもたちの学びの一助になるように、地元や従業員の子どもたちに、毎年「こどもの日」や「クリスマス」にお菓子と図書カードをプレゼントしています。また、国内外の学生の方々による職場体験・工場見学、専門学校での講義などにも積極的に取り組んでいます。

目標5:ジェンダー平等を実現しよう 
女性にとって働きやすい環境を整備し、産休や育休制度を充実させ、復帰後の受け入れ態勢を整えています。
社長をはじめ、女性管理職の活躍を推進しています。

目標7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに
目標12:つくる責任 つかう責任

築野グループの製品はすべて、天然資源である米ぬかおよび植物由来のカーボンニュートラルな原料で精製。また、使用済み食用油や非食用油を有効利用し、リサイクル事業にもつなげています。生産工程で発生する産業廃棄物を最大限に活用し、工場の燃料として有効活用するなど、ゼロエミッションへの挑戦も行っています。 
築野開発株式会社では太陽光発電を行っています。

目標8:働きがいも経済成長も
障碍者雇用や嘱託など、働く人に合わせた幅広い雇用形態を採用。時短勤務やリモートワークといった、時代背景を考慮した柔軟な働き方への取り組みも実施しています。

目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう
米ぬか研究のパイオニアとして、長年工場の整備や技術革新に取り組み続けています。新たな米ぬかの活用方法を検討し、より環境に配慮した製造工程の研究開発を行なっています。

目標11:住み続けられるまちづくりを
目標17:パートナーシップで目標を達成しよう

災害発生時に地元住民の方が迅速な救援活動を実施できるよう、地元自治区と話し合い、自社敷地内や町内廃校を活用して設立したTIWセンターに、緊急物資収納庫スペースを設置。 また、地元イベントへの協賛や住民と共同で行うイベントの開催など、日頃から地域の住民や子どもたちとの接点を持ち、互いに助け合える環境を整備しています。

目標14:海の豊かさを守ろう
目標15:陸の豊かさも守ろう

一般的な肥料や飼料に配合されている輸入した鉱石由来のリンが、富栄養化を引き起こし生物多様性の減少の一因になるとされています。当社が開発製造する米ぬか由来のリン酸カルシウムは、稲が土壌から吸い上げた成分です。国産の米ぬかを循環型のリン資源として活用することは、このような環境問題の改善につながると考えております。

目標17:パートナーシップで目標を達成しよう
築野食品工業では国際シンポジウムを企画し、世界のコメ生産国、消費国の架け橋となっています。また、国際展示会への参加を通じて海外との交流を強化。さらなる米研究の発展と、人々の健康や環境への寄与を目指しています。