当社は、カーボンニュートラルな原料を使用して副産物も最大限製品化し、その技術を油脂リサイクルにも応用するなど環境配慮型の製品を開発製造しています。また、研究開発、製造、物流、販売など事業活動のあらゆる段階において、環境に配慮したさまざまな取り組みを行っております。
項目 | 主な取り組み |
●研究開発における取り組み | 油脂製造工程において重要な管理点となる酸価やよう素価、曇り点の他に、こめ油特有の成分であるγ-オリザノールやビタミンE群を近赤外分光法(NIR)で測定する方法を開発しました。 当社は、国内こめ油業界において初めてこの方法を製造工程管理に応用。近赤外分光法は非破壊分析のため、従来の化学分析の場合と比較して工程ロスや廃棄物の削減につながり、酸価測定に限っても年間で溶剤457.5L、試料32.5kg削減のインパクトがありました。 現在も環境に配慮した製造工程管理を目的に、NIR法による分析項目を拡大するための開発を進めています。 |
●製造における取り組み | ・照明を順次LEDに変換しています。2019年には280基の照明を変換致しました。
・化石燃料の削減を目指して、植物由来の燃料を活用しています。2019年は前年比約20%削減となりました。 |
●物流における取り組み | ・輸送効率を上げるため、2007年より大型トレーラー車の導入に取り組んでいます。大型トレーラーの使用により、年間で軽油40%削減いたしました。
・アイドリングストップを徹底し、車両を低燃費かつ低排出ガス認定車へ入れ替えることで、一車当たりの毎月の軽油使用量を250~300L削減しております。 |
●その他 | ・本社事務所では冷房使用の削減のため、夏場を快適に過ごせるよう従業員にポロシャツを支給しています。
・1メガワットの太陽光発電システムを運営しています。 ・本社では家庭で発生した使用済み食用油の回収箱を設置しています。回収した使用済み食用油をリサイクル資源として活用しています。 ・森林保護を目的として、本社工場のあるかつらぎ町において耕作放棄地を中心に、故築野政次会長が山林地約3,300㎡にスギ、ヒノキなど約5000本を植林しました。その後も年に数度の補植を継続しています。 |