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研究開発・主要機器
当社では、以下の方針に沿って研究開発を進めております。
- ・徹底した品質管理による安心安全なものづくり
- ・最新の分析機器を取り入れた自社研究所における研究開発
- ・環境に配慮した循環型の製品づくり
こめ油業界初 近赤外分光法(NIR)によるこめ油の製造工程管理を確立
~「迅速・簡易・非破壊」な同時分析で、効率的かつ環境に配慮した品質管理を実現~
油脂製造において、品質の良い製品を作るためには、原料や中間製品の分析による工程管理が欠かせず、酸価、よう素価、曇り点など多種多様な分析が用いられております。一般的に普及している化学分析の場合は、対象項目ごとに検体を用意し、それぞれの分析法により有機溶剤等を用いて分析する必要があります。
築野食品⼯業は、重要な管理点となる酸価やよう素価、曇り点の他に、こめ油特有の成分であるγ-オリザノールやビタミンE群を高い精度で測定する近赤外分光法(NIR)を開発。複数成分の同時分析を可能にし、分析作業を効率化いたしました。また、この分析方法は、廃棄物を大幅に削減できるため、環境に配慮したこめ油の製造が可能となります。


におい分析装置 HERACLES
こめ油の特徴「におわない」を具体的なデータとしてお客様に提案することを目的に、ニオイ成分を数値化できる装置を保有しております。

ガスクロマトグラフ質量分析装置 GCMS
品質管理、工程管理の強化を目的に、製品に含まれる微量成分を分析検出できる体制を整えております。

ガスクロマトグラフ質量分析装置 GCMSMS
残留農薬チェック等の品質管理体制の強化を目的に自社で本装置を保有しております。

ICP発光分析装置
品質管理、工程管理の強化を目的に、微量金属をppmレベルで検出できる装置を保有しております。

ゲル浸透クロマトグラフィー GPC
主にオレオケミカル製品において合成した化合物の大きさ(=分子量)、または大きさの分布を評価する装置を保有しております。

高速液体クロマトグラフ四重極質量分析計 LCMS
主に米原油およびこめ油に含まれる成分を高感度に測定できる装置を保有しております。

高速液体クロマトグラフイオントラップ飛行時間型質量分析計 LCMS-IT-TOF
米原油およびこめ油に含まれる成分の構造情報を取得し、測定で得られる多くの情報から研究シーズを発掘(フードオミクス技術)することを目的に、本装置を保有しております。

TIWセンター 細胞実験棟
米ぬか由来の新しい機能性を探求するため、細胞実験棟を新設し、培養細胞等を使ってin vitroでの評価を行っています。

TIWセンター 有機合成施設
有機合成の設備を設置しております。

パイロットプラント
ラボスケールでの開発品を試作するためのパイロットプラントを保有しております。