
ダイマー酸
ダイマー酸は植物系油脂を原料とするC18不飽和脂肪酸の二量化によって生成されたC36ジカルボン酸の二塩基酸を主成分とし、一塩基酸、三塩基酸を含有する液状脂肪酸です。廃食用油リサイクル事業の一環として得られる植物系脂肪酸を原料とした再生可能な製品です。
ダイマー酸は、エポキシ樹脂硬化剤のポリアミドアミンや熱可塑性ポリアミド樹脂等の原料として使用され、これらは塗料・インキ・接着剤等に使用されています。また、ジカルボン酸の特徴を活かして柔軟性改質原料としても使用されています。
トリマー酸
トリマー酸(ツノダイム 346)は、ダイマー酸をベースに高度な蒸留精製技術によりトリマー酸含有量を高くした粘性の高い液状脂肪酸です。トリマー酸(ツノダイム 346)は、様々な化学品の機能性を改質するために使われます。主な用途にはポリアミド樹脂、合成潤滑剤、防錆剤、掘削油剤などの原料、添加剤として使用されます。
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商品名 | 性状代表値 | 主用途 | |
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色数 | 粘度 | ||
ガードナー | mPa・s (25℃) | ||
ツノダイム 205 | 6-7 | 6,200 | 樹脂原料等 |
ツノダイム 216 | 7- | 6,800 | 樹脂原料等 |
ツノダイム 228 | 7 | 8,500 | 樹脂原料等 |
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ツノダイム 395 | 3 | 6,000 | 高分子樹脂原料等 |
ツノダイム 346 | 11 | 36,000 | 樹脂原料等 |
記載の性状代表値、及び代表組成は製品の保証項目および保証値ではございません。